〝地球上最悪〟外来雑草・ナガエツルノゲイトウどう封じる?
取材後記
日本植物調節剤研究協会が22年に行った調査によると、畦畔の草刈りの年間回数は、25年前とほぼ変わっていないという。小さな断片からでも再生する同雑草は、刈り払い機の利用は禁物。「名前が長くて覚えられん」(80代の農家)といった声もある中、本人も知らない間に、刈り払い機で断片を広げている可能性はないか、不安になった。 取材した関係者からは、メディアで同雑草が取り上げられる機会も増えるなどして「認知度は高まってきた」との声を聞いた。同雑草の特徴や除草の際の注意点をいかに分かりやすく啓発するか、国や県をはじめ関係者一体で取り組むべき課題だ。私自身も、ナガエツルノゲイトウをはじめとする雑草問題を積極的に報じていきたい。 (後藤真唯子)
日本農業新聞