将来「調理師」になりたいという息子。好きなことをしてもらいたいとは思うのですが、収入が分からないため心配です。「調理師」の「平均年収」はいくらくらいなのでしょうか?
※e-Stat政府統計の総合窓口「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成 企業規模別にみると、中小企業はそれほど差がないものの、規模が大きいほど年収が高くなる傾向があることが分かります。 ■経験による給料の違い 調理師は経験を積むことでスキルが身に付き、給料に反映される傾向があるようです。令和5年分民間給与実態統計調査を基に、年齢別の年収を表2にまとめました。
※e-Stat政府統計の総合窓口「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成 一般的に、年齢が上がるにつれて経験値も上がっていくため、年収も50代前半までは徐々に上がっていく傾向があるようです。 料理人が多い店舗では、経験やスキルによって任せられる作業が変わり、徐々に重要なポジションを任せてもらえるようになるといわれています。スキルアップし、できることが増えることが収入にも反映する仕組みになっていると考えられます。
調理師の平均年収はおよそ359万円! ただし、勤務先や経験により年収に違いがある
調理師の平均年収はおよそ359万円です。しかし、勤務先や自身の経験により、収入には差が出る可能性があります。平均年収は給与所得者の平均年収と比べ100万円ほど少ない額ではありますが、どこで働くかなどによっても収入に差が出ると考えられます。 また、経験を積むことで独立し、一国一城の主となれる可能性もあるでしょう。一言で調理師といっても、さまざまな道があることを理解したうえで、就職活動することをおすすめします。 出典 国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- e-Stat政府統計の総合窓口 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(小分類)表番号1 e-Stat政府統計の総合窓口 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(小分類)表番号5 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部