「歌手60周年キックオフ～出逢いが一杯！～」を開いた左から湯川れい子、コシノジュンコ、加藤登紀子＝東京・赤坂

歌手、加藤登紀子（80）が10日、東京・赤坂のビルボードライブ東京で「歌手60周年キックオフ～出逢いが一杯！～」を開催。音楽評論家で作詞家、湯川れい子さん（88）ら300人を前に代表曲「百万本のバラ」や「イマジン」など8曲を歌い上げた。 鏡割りで祝福され、「60周年というのはすごい年月。歌と一緒に生きてきたとつくづく思います。きょうは大きな力をいただきました。あと10年くらい頑張ってみたい」と力を込めた。 また、加藤が作詞した「難破船」を歌う歌手、中森明菜（59）も書面で「60年間、歌い続けてこられたこと数々のすばらしい楽曲を世に送り出されていること尊敬しています。これからも素晴らしい音楽を届けてください」と祝福。 同曲について「20歳の失恋を歌ったものなので、明菜さんが22歳だったときに『あなたがふさわしいと思うわ』と直接カセットを渡したのがきっかけ。本当にすばらしく歌っていただいて、今も元気で歌い続けていることを聞いてすごくうれしい」と秘話を紹介した。 11月からは全国9都市で「ほろ酔いコンサート2024」を開き、来年は全国で「60周年記念コンサート」の開催を準備している。