【バレー】北海道開催のV3女子。アルテミスが連勝し、首位に立つ。エース小室祐里が北の空に舞う。福岡に衝撃、大功労者の熊本比奈、賀谷明日光が引退を表明。V2女子は上位が順当勝ち V2・V3女子
バレーボール2023-24 V.LEAGUE DIVISION3 WOMEN(V3女子)は1月27日、28日に北ガスアリーナ札幌46(北海道)にて4試合を行った。 V3女子は初の北海道開催。 ホームのアルテミスが地元ファンの声援に応えて連勝し、前節まで無敗を続けてきた倉敷を抑え、北の大地で首位に躍り出た。 V3に所属する全4チームが北ガスアリーナ札幌46に集結し、熱戦を繰り広げた札幌大会。 27日、アルテミスは首位の倉敷と対戦し3-0で勝利。13ブロックで倉敷の攻撃を封じ、バックアタックを織り交ぜた多彩な攻撃でコートを支配した。 アルテミスは翌28日もヴィアティンに快勝。エース小室祐里の活躍が光り、ホームでの連勝を果たした。 アルテミスに敗れ、シーズン初めての黒星となった倉敷は翌日の福岡にも0-3の敗戦。 結果、2チームの順位が入れ替わり、アルテミスがV3女子の首位に立った。 福岡は札幌大会を連勝したが、試合に先だって衝撃的なニュースをリリースした。 チーム創設時からの功労者であり、鰻屋の社長業も兼務する主将の熊本比奈、個人ファンクラブを持ち、モデルの経験もある人気選手・賀谷明日光が今季での現役引退を発表。看板選手の相次ぐ「卒業」報告にファンが大きな衝撃を受けている。
V2女子は順位の変動なし
一方、バレーボール2023-24 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)は1月27日、28日にことぶきアリーナ千曲(長野県)、キッコーマンアリーナ(千葉県)、熊本市総合体育館(熊本県)、サーラグリーンアリーナ(静岡県)にて5試合を開催した。 V2女子の各試合はいずれも上位チームが順当勝ち。ルートインがホームで連勝、その他群馬、仙台、浜松が勝利した。順位の変動はなし。 個人賞の行方にも注目していきたい。 現在、V2女子得点ランキング1位は浜松の若泉佳穂。今節も熊本戦で21得点を記録し、シーズンを通じて安定した活躍を続けている。 若泉は生粋のパワーヒッターで、高校時代(福井工大福井高)は日立Astemoに所属する上坂瑠子の同級生。 まだまだ伸びしろを感じさせる期待の逸材だ。 V2女子、1月28日終了時点での勝敗は下記の通り。 ・姫路(12試合12勝0敗、36ポイント) ・JAぎふ(12試合10勝2敗、27ポイント) ・ルートイン(14試合11勝3敗、31ポイント) ・群馬(11試合7勝4敗、20ポイント) ・仙台(10試合6勝4敗、18ポイント) ・浜松(10試合5勝5敗、18ポイント) ・熊本(13試合4勝9敗、13ポイント) ・大野石油(11試合2勝9敗、7ポイント) ・千葉(12試合1勝11敗、4ポイント) ・GSS東京(11試合0勝10敗、0ポイント)
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