まさかの非情宣告…たった3年で戦力外となったドラ1戦士6人
プロ野球の世界で長く活躍できるのは、ほんの一握りの選手だけである。たとえ将来有望とされるドラフト1位指名の選手でも、活躍が難しいと判断されてしまえば、若くして戦力外通告を受けることもある。今回は、わずか3年間で戦力外通告を言い渡されたドラ1選手を取り上げる。 【写真】球界に衝撃…まさかの退団を経験した選手5人
近藤弘樹
出身:広島県 投打:右投右打 身長/体重:186cm/103kg 生年月日:1995年6月27日 ドラフト:2017年ドラフト1位 東京ヤクルトスワローズに移籍してブレイクした近藤弘樹。ただ、来年は支配下復帰に向けて、正念場のシーズンを迎えることになる。 岡山商科大学では、1年春からリーグ戦で登板。最高殊勲選手賞に輝く活躍もあり、ドラフト会議では東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名を受けた。 本格派右腕として大きな期待がかけられていたが、プロ入り後3年間で勝ち星を挙げられず。2020年に戦力外通告を受けた。 その後、ヤクルトに育成契約で入団すると、開幕前に支配下契約を勝ち取った近藤。2021年はリリーフで22試合に登板し、防御率0.96と抜群の成績を収めた。 ついに覚醒かと思われたが、肉離れを発症して1軍から離れることに。再び育成契約となると、2023年も支配下復帰とはならなかった。復活を期す来シーズンこそ、神宮のマウンドに舞い戻りたい。
北方悠誠
出身:佐賀県 投打:右投右打 身長/体重:181cm/94kg 生年月日:1994年1月25日 ドラフト:2011年ドラフト1位 高校時代のインパクトは強烈だった北方悠誠も、プロの世界では輝けなかった一人である。 唐津商業では、3年夏に甲子園出場を果たし、最速153キロを計測して10奪三振を記録。将来性を見込まれ、ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズに入団する。 しかし、プロではコントロールで苦しむ場面が多く、フォーム改造に着手するもうまくいかず。1軍登板もないまま2014年に戦力外通告を受けた。 DeNA退団後は、12球団合同トライアウト、入団テストを経て福岡ソフトバンクホークスに育成契約で入団。しかし、新天地でも制球難は改善せず、支配下登録を勝ち取れず戦力外通告を受けた。 その後は独立リーグやロサンゼルス・ドジャース(傘下マイナーリーグ)などを経て、2022年に現役引退を決断。未完の大器と称された北方は、最後までプロの壁に苦しんだ。