1日1組限定で貸し出す「電車の図書室」の内部

　長野県松川村は、同村の安曇野ちひろ公園トットちゃん広場にある「電車の図書室」を1、2月の月、火、木曜（祝日を除く）に1日1組限定で貸し出す。電車の図書室は黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」に登場し、村は長野電鉄から譲り受けた古い車両2両を「電車の教室」とともに再現した。トットちゃんの世界に浸りながら、思い思いに過ごしてほしいと企画した。 【写真】電車の図書室

トットちゃん広場にある「電車の図書室」（手前）。後ろの車両は「電車の教室」

　電車の図書室は前方に本棚、後方に向かい合いの長椅子があり、木製の机と椅子も置いた。Wi―Fiと暖房も備える。車窓から広場の芝生が見え、ゆっくり本を読んだり勉強したり、友達とおしゃべりや音楽鑑賞などを楽しんだりでき、用途は自由だ。

　利用時間は午前11時～午後3時で無料。飲食は禁止。村は土、日曜は「トットちゃんDAY」と題し、トットちゃんにちなむ催しも開いている。利用申し込みは同公園体験交流館（電話0261・85・8822）へ。水曜休館。