【2024注目選手リスト】関西大・金丸夢斗 今秋ドラ1候補が侍ジャパン入り!「嬉しい気持ちがまず一番」 家族への感謝を胸に「夢」に向かって突き進む!【大学生 投手】
大学ナンバー1左腕が、侍ジャパン入りを果たした。関西大学の金丸夢斗(3年)、去年秋の関西学生野球リーグで6勝をマークしてチームを優勝に導きMVPを受賞した。現在、リーグ戦で18連勝中の男は、プロ野球のトップ選手とともに日本代表メンバーに選ばれた。今秋のドラフト1位候補にも挙がっている金丸に、代表戦への意気込みや、プロへの思いを聞いた。(MBSアナウンサー金山泉) 3月6~7日に行われる侍ジャパン強化試合・欧州代表戦(京セラドーム)のメンバー入りが発表された15日。発表の直後に金丸を取材すると、こう話して目を輝かせた。「嬉しい気持ちがまず一番にある。日の丸のユニフォームを初めて着るのでワクワクしています。」
最速153キロ「インコースへ投げることは苦ではない」
一番の魅力は、力感のないゆったりとしたワインドアップのフォームから投げ込まれる最速153キロのストレート。「右打者、左打者ともにインコースへ投げることは苦ではない」と話すように、各打者の内側を攻めていくコントロールと気持ちの強さもある。 欧州代表戦に向けても、「まずは真っすぐでどれだけ押せるか。キレのある真っすぐをどれだけ投げきれるか」と意気込みを語る。 持ち味はストレートだけではない。カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットなど多彩な変化球も操る。「変化球の一番の武器はスプリット。スプリットを使いながら真っすぐを生かす投球でこれまで三振を奪ってきました。」 去年秋のリーグ戦では、立命大1回戦で9回16奪三振。続く立命大3回戦でも10回17奪三振など、登板した6試合中5試合で2ケタ奪三振をマーク。脅威の奪三振率13.06を記録した。
成長遂げた…ある人物との出会い「ワインドアップで投げてみろ」
神港橘(兵庫)時代の最速は145キロ。関大入学後も努力を積み重ね、ドラフトの目玉へと成長を遂げた金丸だが、ある人物との出会いも大きかった。高校の先輩にもあたる関大のアドバイザリースタッフ・山口高志氏(元阪急)だ。ワインドアップの投球フォームも、山口氏の助言だという。 「もともとノーワインドアップだったんですが、山口さんからワインドアップで投げてみろと言われて。そこから体重移動もしやすくなって、ボールに力が伝わりやすくなった。スピードももちろんですが、球威もレベルアップしました。」