阪神・中野 二塁で3年連続全試合出場だ 故郷の銀山温泉で疲労全回復「そういう時間も大切に」
阪神の中野拓夢内野手(28)が14日、石井大智投手(27)と滋賀県大津市内の琵琶湖グランドホテルで行われた阪急交通社主催の「おごと温泉トークショー」に参加し、自身が持つ球団記録を更新する「二塁での3年連続全試合出場」を誓った。12月中には故郷の山形県にある名湯・銀山温泉にも旅行予定。蓄積した疲労を取って、不動のレギュラーの座をつかむ。 壮大な琵琶湖を一望できるホテルで、大きな目標を掲げた。「試合に出たいっていう気持ちはすごくある」。5年目を迎える25年。中野は来季も二塁を一人で守り抜く決意を示した。 4年目は143試合に出場して打率・232、1本塁打、32打点。打撃3部門は全て昨季より成績を落とした。「まだまだレギュラーっていう数字ではない。もう一度レギュラーを目指すという気持ちを強く持っていきたい」。二塁で3年連続の全試合出場を果たせば球団史上初。ハードルが高い記録を見据えるが、蓄積した疲労があることも否めない。 23年は3月のWBCから日本シリーズまでを完走。多忙なオフを過ごし、24年も全試合出場を果たした。「あまり感じてはいなかったけど、今年のパフォーマンスとかを考えたら、もしかしたら蓄積があったのかなと思う。でも、それを言い訳にはしたくない」。今オフは1月に結婚した妻と挙式。ディズニーリゾートへの旅行など慌ただしく過ごしているが、今後は落ち着いて疲労回復やリフレッシュにも取り組む。 年内には妻と山形へ帰省し、両親と4人で尾花沢市にある銀山温泉へ向かう予定だ。人気の旅館は予約が取りづらく、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケ地にもなった県内を代表する名湯だ。 「家のお風呂よりは温泉の方が体に良かったりだとかがあると思うんで。リラックスするだけでも体が少し癒やされるかなって思うし、そういう時間も大切にしていきたい」。以前から温泉が好きで、昨オフは大分県の別府温泉へ行き、今オフは北海道にも行く予定だという。 来年1月6日からは社会人時代にプレーした三菱自動車岡崎で自主トレを行い、自分を見つめ直す。徹底的に追い込む前に、温泉で身も心もリフレッシュして25年へ向かう。