高浜原発3、4号60年運転認可 原子力規制委、国内7、8基目
原子力規制委員会は29日、2025年に運転開始40年となる関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の20年運転延長を認可した。国内で7、8基目。 3号機は25年1月、4号機は同年6月に40年となる。関電は特別点検を実施した上で23年4月に延長を申請した。1、2号機は16年6月に認可済みで、40年を超えて運転中。 東京電力福島第1原発事故を受け、原発の運転期間は原則40年、最長60年に制限された。しかし岸田政権が60年を超える運転が可能になる新制度を導入した。旧制度で認可済みの原発も、新制度が始まる25年6月までに改めて規制委の認可を受ける必要がある。