農産物や踊りを通し地域を知るきっかけに・・・薩摩川内市の中学校でボランティア体験
鹿児島テレビ
生徒たちに地域との関わりをもってもらおうと、鹿児島県薩摩川内市の中学校でボランティア体験学習が行われました。 美味しい農作物に伝統的な踊り。 自分たちの住む地域について改めて知る、いいきっかけとなったようです。 薩摩川内市入来町ですくすく育つトウモロコシ。 7月4日、この畑にやって来たのは、入来中学校の1年生です。 せいやくんちのやさい・堀之内聖也さん 「入来は霧がすごく出るよね。霧のおかげで温度差がすごくあってトウモロコシは温度差があると甘みが増す」 トウモロコシを収穫してみたり… 1つ1つ手作業で袋詰めをしてみたり… トウモロコシを生産している農家でのボランティア体験学習です。 中学校に入学すると部活動が始まり、地域の行事に参加する回数も減ってしまうことから、地域ともっと関わりをもってもらいたいと2024年初めて企画されました。 地元で育てられているトウモロコシ。 その味は? ボランティア体験した中学生 「うまい!!!おいしいです。生で食べるとそのままの味がくるからおいしい」 「甘くてみずみずしいです」 Qトウモロコシが地元で育てられていることを知ってた? 「知らなかった」 「自慢できるところだと思いました」 せいやくんちのやさい・堀之内聖也さん 「野菜を好きになってもっと消費が増えてくれれば。あとはトウモロコシのおいしさを知ってほしい」 受け入れ先は農家を始めとした、12カ所。 中にはこんなボランティアもありました。 Q何を作っている? 「太鼓踊りの飾り。ここの部分を作っている」 薩摩川内市の無形民俗文化財に登録されている、「副田樂下手一本八旗太鼓踊り」という五穀豊穣と、無病息災を祈って神社に奉納する踊りです。 8月の実施を前に、参加者が身につける飾りを保存会の人たちと作っていました。 入来町内を練り歩く行事のため、見たことはあっても実際に装飾を手にしたのは初めてだったようで… ボランティア体験した中学生 「頭のてっぺんが痛くなる」 「ちょっとやってみたい」 副田樂下手一本矢旗太鼓踊り保存会・吉松早夫会長 「こういう伝統があると興味をもってもらえればありがたい。踊りをやるチャンスがあればやってもらって、いつまでも続けていけたら」 自分たちの住む地域の魅力を改めて知った生徒たち。 初めての試みは、町全体の盛り上がりにも一役買ったいい機会となったようです。
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