“間”抜けスライスから脱却しよう! イ・ボミは切り返しで「左尻」を引いて踏み込む
「トップの“間”」を作れずに、いきなり手で下ろしにいってしまうゴルファーは多い。結果として、手元を下ろしていくスペースがなくなり、体が伸び上がって弱々しいスライスが出る。力強いショットを打つにはどうしたらいいのか。2015、16年に2年連続で日本ツアーの賞金女王に輝いたショットメーカー、イ・ボミ(韓国)に聞いてみよう。 左尻で「トップの“間”」を作る! イ・ボミのドライバーショットを連続写真でチェック ◇ ダウンスイングのタイミングを整えるには、トップから切り返すときに“間”を作り、上体が一瞬止まった状態を作ることが大切です。上体で打ちに行く動きを抑えながら、足元から順番に体を動かしやすくなります。 トップの“間”を作るには、切り返しでやや下に沈み込む動きが必要です。左お尻を引きながら、自分の後ろに置かれた高い椅子に座るイメージを持つと良いでしょう。前傾角度をキープできて、手元を下ろしていくフトコロが作れます。 また、ダウンではおヘソを下に向けることも大切です。おヘソが上を向いてしまうと右足に体重が残って、あおり打ちになりやすい。右足内側と左足外側で踏む意識を持つと、おヘソを下に向けながら回転しやすくなります。 ■イ・ボミ 1988年生まれ、韓国水原市出身。2011年から日本ツアーに参戦し、正確なショットを武器に賞金女王を2度獲得、通算21勝を積み上げた。愛くるしい笑顔から『スマイル・キャンディ』と呼ばれ、多くのファンをとりこに。昨年10月の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」を最後に日本ツアーから引退した。延田グループ所属。 ◇ ◇ ◇ 7番アイアンはスタンスの真ん中? ドライバーは左足カカト線上? ボール位置がはっきりと決まっていないゴルファーは多い。関連記事の【「左足カカト線上っていうけど…」 片山晋呉が“左耳の付け根の下”にボールを置く理由とは?】では、再現性の高いショットが打てるボール位置を片山晋呉に取材している。