『国宝』©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会

吉沢亮主演、横浜流星共演の『国宝』より予告編とポスタービジュアルが解禁された。 吉田修一の同名小説を原作とする本作は、歌舞伎界を舞台にした物語。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られた主人公・喜久雄が、芸の道に人生を捧げる50年を描いた壮大な一代記だ。 吉沢亮が喜久雄を、喜久雄と兄弟のように育てられた跡取り息子で名門の御曹司・俊介を横浜流星が演じる。 この度、予告編が解禁。15歳のときに父親を亡くし、天涯孤独となった喜久雄を、喜久雄の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎（渡辺謙）が引き取る。喜久雄は、半二郎の実の息子であり、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介と、親友として、ライバルとして、ともに芸を磨き、青春を捧げていく。 だが、半二郎の当たり役である名作「曽根崎心中」の代役に喜久雄が選ばれたことが、2人の運命を揺るがし、周囲の人生をも翻弄していく。壊れ始める、喜久雄と俊介の関係は…。 美しくも狂気的な世界観を感じる予告編となっている。 また、ポスタービジュアルも解禁。ビジュアルの撮影を担当したのは写真家の操上和美。クランクアップの翌日、喜久雄としての役がまだ抜けていない中での撮影となった。 喜久雄（吉沢）の、揺らぎのないまっすぐな目。その目の下には、正義や勇気を表す赤い紅隈を彷彿とさせる化粧が。何かを心に決めたような、喜久雄の強い意志が感じられるビジュアルになっている。 さらに、横浜、渡辺謙の劇中ソロビジュアルも解禁。横浜演じる歌舞伎界名門の御曹司・大垣俊介は、幼い頃から将来を約束され、役者として順風満帆な人生を歩んできたが、この後大きく運命が狂っていく。 渡辺演じる歌舞伎役者・花井半次郎は、優しくも鋭いまなざしをある人物に向けるシーンが切り取られている。その目は何を見つめ、半二郎は何を感じているのか…。 本編への期待がさらに高まる予告とビジュアルとなっている。 『国宝』は2025年6月6日（金）よりにて公開。