7月の大雨被害の仮設道路が通行止め 路面崩落の拡大懸念 島根県出雲市
島根県出雲県土整備事務所は11月2日、出雲市大社町日御碕地区の仮設道路について、強い雨の影響で崩落現場の被害が拡大する恐れがあるとして、全面通行止めにしました。 2日午前10時過ぎから日御碕地区に新たに設けた仮設道路が通行止めとなりました。周辺では、降り始めからの降水量が150ミリを超え、今年7月の大雨で崩落した県道でさらに被害が拡大する可能性があるためだということです。仮設道路は、崩落した道路のう回路として今年7月下旬に緊急車両が通行できるよう整備され、9月には一般車両も通行可能となっていました。 仮設道路のほか、落石の恐れがあるとして、出雲市大社町杵築北から出雲市大社町日御碕までの区間も全面通行止めとなっています。 島根県は、雨が小康状態になっていることから、現地のパトロールを行い、安全が確認でき次第、規制を解除する予定です。
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