無病息災を願って豆をまく若元春関（右から３人目）と若隆景さん（左から２人目）ら

　大相撲荒汐部屋所属で来場所の関脇復帰を有力にしている前頭筆頭若元春関（３０）ら福島市出身の「大波３兄弟」は３日、市内の福島稲荷神社で催された節分祭に参加した。裃（かみしも）をまとい、来場者の無病息災を願って豆をまいた。 　若元春関の他、十両に復帰する三男の幕下筆頭若隆景さん（２９）と長男の三段目若隆元さん（３２）、「丹治兄弟」長男の幕下大賀さん（２１）、次男の三段目筆頭丹治さん（１７）が一般の年男年女ら８４人とともに特設舞台に登場。「鬼は外、福は内」のかけ声に合わせて福豆約２万袋をまいた。 　約６００人が駆け付け、幸をつかもうと懸命に手を伸ばした。福豆を手にした市内のパート従業員長谷川千鶴子さん（５７）は若隆景さんを目当てに訪れた。「間近で見られて幸せ。良い一年になりそう」と声を弾ませた。 　動画のＵＲＬは https://youtu.be/i_RxJS8Dq5E?si=lH1sX1gcVBXVnwjb