約3分という新感覚のネタみせバラエティーでナレーションを担当する太田=東京・阿佐谷

お笑いコンビ、爆笑問題の太田光（59）が12日、東京都内で本紙の取材に応じ、ナレーションを担当するフジテレビ系新バラエティー「ぎりぎりをせめるので続くだけやります法律お笑い」（月曜後9・54、関東ローカル）をPRした。 弁護士や清掃員など別の仕事を持つ芸人が専門性を生かした1分のネタを披露する番組。約3分の放送だが「放送枠はギリギリ月9？」とフジ系看板ドラマ枠に例えてゴールデン帯（午後7～10時）進出を喜んだ。 7日の初回は弁護士芸人で、「不倫の相場」と題した歌ネタを披露した藤元達弥（43）らが登場。〝専門家芸人〟の系譜については「今までは（法律漫談の）ミスター梅介や（医者漫談の）ケーシー高峰とか」と説明した。 自身の〝専門性〟については学生時代に経験した業界誌の編集作業を挙げ、「DMの発送で切手の貼り方が早くなったけど、今はその特技を生かすところはない」と苦笑。 タイトルにちなみ「俺はギリギリアウトが多い」と〝炎上キャラ〟を自覚するが、「笑っちゃいけないことだらけの世の中だけど、どっか笑えるところがあると思ってネタを作っている」と笑いを追求するギリギリの作業を強調した。 自身はフジ系「ボキャブラ天国」での短いネタ勝負でブレーク。「あのときは10秒くらいだった」と振り返り、「今回はひとボケかぶせるとかそういう役目で新しい若手とかを紹介したい」と新たな笑いに期待した。（山内倫貴）