パリの老舗インテリアショップへサヴォワールフェールを感じる旅「ラ・メゾン・キャラバン」
数世紀にわたり継承されるフランスのサヴォワールフェール。伝統的な手法を繋ぐ老舗や変わらぬ美しさのアンティークの物語を知り、丁寧に作られたいいものを探して、旅の思い出に持ち帰りたい。 【画像】ラタン素材のランプシェード 165ユーロなど。大きい照明を効果的に使っているリビングコーナー。 2回に渡り、パリの老舗インテリアショップをご紹介。今回は、色使いや照明の置き方などインテリアの参考になるショップをご案内。
エスニックテイストを利かせたショップ
◆La Maison Caravane(ラ・メゾン・キャラバン) 店名に付けられた「ともに旅をする人たち」を意味する“キャラバン”のイメージで、異国情緒を感じる小物、家具などを扱う人気のインテリアショップ。 市内に全5店舗あるうち、2022年にサンジェルマン・デ・プレに誕生したこちらは、出版社だった建物を改装した大型店。 3フロアから成る店内はフレンチリネンでコーディネイトされたベッドルーム、モロッコテイストのリビングなど、コーナーごとにインテリアのアイディアに溢れている。 オリジナルをメインにしながら、インドのキャンドルホルダーやモロッコの器など、個性が光るアイテムもセレクト。抜け感あるセンスが心地よい空間作りのヒントになる。 La Maison Caravane(ラ・メゾン・キャラバン) 所在地 27 rue Jacob 75006 Paris 電話番号 01 53 10 08 86 営業時間 11:00~19:00 定休日 日曜
フランスの田舎暮らしをイメージしたアイテム
◆Mezzanine Paris(メザニン・パリ) ファッションの専門学校で出会ったケリー・ラグットさんとリザ・リチオーニさんの2人が営む、フランスの田舎をイメージした店。 ハンドペイントの絵皿やリサイクルのグラス、カンボジアのカゴなど、手仕事の温もりのあるアイテムをセレクトしている。 クッションカバーなどのリネンは、メゾンのオートクチュールで使われていた生地の端切れを再利用するなど、布を買い付けオリジナルで制作。 ドライフラワーやメタル素材の花といったアレンジに使えるものが多く、インテリアスタイリストのお客さんも多いそう。店内のディスプレイは模様替えの参考に。 Mezzanine Paris(メザニン・パリ) 所在地 39 rue de l’Abbé Grégoire 75006 Paris 電話番号 01 42 84 29 22 営業時間 11:00~19:00 定休日 日曜
木戸美由紀