松岡修造 熱い応援は「現場を伝えたいから」
「パンパシ水泳2014」が8月21日からオーストラリア、ゴールドコーストで開催される。地上波ではテレビ朝日系列で放送され、2001年の世界水泳福岡からテレビ朝日で水泳中継を伝えてきた松岡修造さんが今回もメインキャスターとなる。松岡さんと言えば『熱い男』の代名詞として、お茶の間で知られているが、その熱い応援、また、今回のパンパシ水泳の見どころについて、話を聞いた。 『熱い男』の代名詞と言われている松岡さんだが「僕がいつもスポーツを伝える側の人間として心がけているのは、現場でしか感じられない雰囲気と、選手たちの思いをできるだけ視聴者の方にわかりやすく伝えていくということ。今回の会場は水泳強豪国でもあるオーストラリア、ゴールドコーストで行われます。会場のお客さんの盛り上がりや応援はきっと凄いでしょう。僕はその中で戦う日本人選手の頑張っている姿や勝つことへの強い思いを、日本のみなさんに伝えていきたいです」と、“現場”を伝えることを心がけている。 松岡さんの応援は、水泳でもよく見られる光景。いつも大きなパフォーマンスで応援している姿が印象的だが「大きな声で応援したり、旗を振って応援したり、時にはじっとレースを見守る応援もある。応援スタイルは人それぞれでいいんです。例えば僕は、北島康介選手のレースの時に北島選手の気持ちを感じながら、一緒に泳いでいるつもりで応援していました。見ている人は“凄いパフォーマンスだな”と思うかも知れませんが、僕は真剣に応援しているんです」と、説明する。 今回のパンパシ水泳は海外で開催される大会でもあり、多くの人がテレビ観戦となる。テレビ観戦と現地では、応援に対して、気持ちの込め方が変わってくるかもしれない。しかし、松岡さんは「会場での応援だけが選手に届くのではなく、遠く離れた日本からの応援も、選手にちゃんと届いてるんですよ。日本代表に選ばれた選手たちは、オリンピックと同じくらいの強い思いで今回の大会に挑みます。この大会での結果が、来年の世界水泳に、またその次のリオ・オリンピックへとつながっていく。だからこそ、このパンパシ水泳は選手にとって1つ1つ結果を出していく大切な大会なんです。そんな思いを感じ、そして選手と一緒に泳いでいるつもりになって応援してみてはどうでしょうか」と、遠く離れた日本からでも、熱い声援を期待している。