軽井沢のイルミネーション、ペダルこぐほど輝き増し増し 太陽光と人力で発電の仕組み高校生が考案
軽井沢町のホテル「星野リゾート BEB5(ベブファイブ)軽井沢」で25日まで、佐久市の佐久平総合技術高校(佐総(さっそう))電気情報科3年生7人が太陽光発電や自転車での人力発電で点灯する仕組みを作ったイルミネーションが輝いている。同ホテルが「サステナブル(持続可能性)」をテーマに2021年に始めたクリスマスの企画。地域の高校生の力を借りたいと初めて同校に依頼した。 【写真】佐久平総合技術高校電気情報科3年生7人が太陽光発電や自転車での人力発電で点灯する仕組みを作ったイルミネーション
7人は佐総の課題研究の授業で発電を研究。春からイルミネーションの基板作りや試作品制作などを重ねてきた。町内の間伐材やホテルで出た空き瓶を使ったクリスマスツリーをホテル中庭に置き、太陽光パネルによる電力で光らせる。横に置いた2人乗り自転車をこぐと、さらに多くのライトが点灯する。清水庵(いおり)さん(17)は「授業の知識を実践できて学びが深まった」、星野颯太さん(18)は「自転車をたくさんこいで楽しんでほしい」と話した。
イルミネーションはホテル利用者向け。太陽光電力で24時間点灯し、自転車での発電は午後5~10時。