『今日好き 冬休み編2024』2話ーー“公開オーディション”優勝者の“ナチュラルたらし”ぶりにメロメロ
11月25日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。冬休み編2024』(以下:今日好き)。現役高校生たちが修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。 【写真】“公開オーディション”優勝者 女子メンバーからも高評価「かっこいい人」 以下より、12月2日公開の2話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。 ・かずな、渾身の一発ギャグで魅力を発揮 くめはるの“ナチュラルたらし”ぶりにメロメロ 『冬休み編2024』2話の主人公を選ぶならば、はるな(村谷はるな)がおそらくは適任だろう。現状、男子6名のうち、くめはる(久米陽斗)を除く5名から恋の矢印を向けられているほか、初日夕方からのグループ行動では、“花くじ”の当たりを自ら引き当て、気になる・気になられている男子2名と“両手に華”状態で観覧車デートに繰り出した。このデートを終えて、2日目朝にまた新展開を運んでくるなど、間違いなく今シーズンの恋の起点となっている。 そんななか、筆者がまず紹介したいと思ったのが、かずな(栗原一菜)。前回、くめはるがみづき(秋山みづき)を2ショットに誘った際、初日にも関わらず号泣していた彼女。まほこ(瀬乃真帆子)のサプライズ登場をきっかけに、くめはるを2ショットに呼び出すチャンスを掴むと、怒涛の流れでくめはる、そして視聴者の視線も意識さえさらっていった。 なにはともあれ、今回が『今日好き』初参加の新メンバーながら、“公開オーディション”優勝者の看板持ちで、実質的な“継続メンバー”の空気を漂わせている、くめはる。この2ショットについて、自身の方からもかずなを「誘おうと思ってたけど、誘ってもらっちゃってすみません」と、うれしい言葉で彼女を喜ばせる。筆者も以前、取材現場でくめはると会話をしたことがあるが、よい意味で人たらし。しかも無自覚で。いわば、“ナチュラルたらし”な部分が彼の強みであり、そんな一面がここでまたかずなを恋に落とす。目は口ほどに物を言うらしいが、かずなの瞳を見ると、もはや言葉も必要ないくらいだ。 が、この話の主役は、実はかずなの方。くめはるからの前述の言葉を受けて、自身のタイプが「背が高くて、色が白くて、聞き上手で、目を見てくれて、かっこいい人」だと明かす。いや、それ、くめはるじゃん……。と思うも束の間、かずな本人が「全部当てはまってる」と、トップギアでラブアピールをかましてくる。もはや、“ナチュラルたらし”同士の相乗効果が育まれているが、かずなはあくまで、緊張すると逆にテンションが上がってしまう性格とのこと。まだ素の一面を見せるには、少し早いのかもしれない。 かずなの緊張はまだ解けずか。今度は自身の特技として“一発ギャグ”を披露したいと話の流れを作ると「めっちゃ面白いよ!」とハードルを上げる。ちょうど1年前の『カンヌン編』などに登場し、現在はりんかとお付き合い中のはなみち(植野花道)あたりから本格的に始まった気がするのだが、最近の『今日好き』でよく見る、この一発芸重視な流れはなんなのだろう。プロの芸人である井上裕介(NON STYLE)が“恋愛見届け人”としてスタジオで見ており、審査の目は厳しいはずなのに……。ちなみに、かずなが披露したのは「チーターが、おちーたー」だった。本人の愛嬌込みで、60点くらい? と、話がやや脱線したが、「こんな感じなんだけどさ、ボケる感じの子ってどう?」と、かずなが尋ねる。さらにくめはるとの次なる2ショットでは、今度は3連発でギャグを見せつけるという意気込みだ。どちらかといえば、男子サイドのようなアピールで畳み掛けるが、これを嫌いになる男子はいないはず。たとえ、くめはるがお姫さまのようなみづきを意識しているとしても、である。 むしろ、くめはる×みづきでカップルとして綺麗に結ばれる、“こんなの絶対に付き合うじゃん”な流れよりも、これからなにが起こるかわからない恋の方が面白そう。運命の相手は、どこにいるのか未知数なものだし。“いままで見たことないタイプ”なかずなに、今シーズンを懸けてみるのはどうだろう? ・たくや、次週は物語の主人公かも? まほこらから意識され一気に話題の中心に 前述の“花くじ”を終えて、夜の観覧車デートに繰り出した、はるな×らいと(奥村頼斗)×こう(三富昂)の3名。別グループでは残されたメンバーで、台北最大の繁華街=西門町での食べ歩きを楽しむなか、まほこがサプライズ登場後、初の2ショットに飛び出していく。 選んだ相手は、こちらも参加後初の2ショットとなった、たくや(林田拓也)。ランチの際、たくやは音楽の先生、自身はピアノの先生と、お互いの母親が音楽を教える立場だったという共通点から意気投合。たくやの話を興味津々に聞くまほこの姿が印象的だっただけに、2ショットになるのも自然な流れだろう。 ふたりで台北の街中を歩くなか、視線の先には偶然にも、ビルのなかに置かれたストリートピアノが。早速、たくやがその腕前を披露すると、まほこも以前にピアノを習っていたことから連弾を申し出る。演奏面でのたくやは無敵で、まほこを優しくリードしていたが、会話となれば話は別。“そろそろみんなのところに”と、この2ショットを切り上げようとするも、まほこから「早くない?」と、ふたりきりが終わる時間を制される。さらに、自身の好きなタイプが“おとなしい子”だということに、まほこの人柄が正反対だというツッコミが。普段よりもやや長めの2ショットで、まほこに印象や気持ちの変化はあったのだろうか。 さて、前述の観覧車デートを終えた、はるな。自身に想いを寄せるらいと、逆に自信が気になっているこうと順に2ショットを終えて、迷いの時間を過ごしているようである。らいとは、彼の渾身のボケとツッコミが功を奏して話しやすい印象。一方のこうは、自身から尋ねないと気持ちを教えてくれないと、やや物足りない様子。そこで“第三の可能性”として挙がったのがなんと、たくやの名前だったのだ。 たしかに、はるなは初日昼の時点から、周囲と違った空気を漂わせるたくやの存在を気にしていた。やはり、“雰囲気がある”男子とは目立つものであり、過去を振り返るならば『卒業編2024 in セブ島』に登場した、バオ(Bao)などの系譜に当たるだろう。実際、彼はいまも、彼女のまう(小國舞羽)をメロメロにしているだけに、付き合っていても飽きないのだと、勝手ながら想像している。たくやもまた、噛めば噛むほど味が出るような男子なのかも? 彼が次週、はるなとの2ショットで真価を発揮してくるのか、期待して待ちたい。
一条皓太