6UはAi スモークMAX FAST、ウェッジはフォーティーン…14本のうち7本を新調し、準シードからシード復帰を目指す、柏原明日架の最新セッティング
昨年のメルセデスランクは54位。第1回リランキングまで出場できる、いわゆる準シード選手の柏原明日架。今季すでに2度トップ5に入っているが、予選落ちも2回、一進一退のプレーが続く。現在のセッティングにはドライバーを入れてウッド系が6本、詳細と工夫を見ていった。 柏原明日架の最新セッティングはこちら
キャロウェイ担当者に、まずは今季投入したAi スモーク MAX FASTの6Uから聞いていった。
「柏原プロが6Uに求めるのは、6番アイアンと同等のパフォーマンス(高弾道・スピン量・キャリーなど)であり、このMAX FAST UTは、『アイアンのようにホーゼルがしっかり見える形状で構えやすく、ボールを拾ってくれるイメージがあります』(柏原)と好印象を持ち、実際に打つと打感がソフトなことと操作性の高さも気に入って投入が決まりました」(キャロウェイ担当者)
7Wと11Wは2018年モデルのローグ。3Wと5WはAi スモーク ♦♦♦Tで、この2本も今季から。「基本的にコンパクトに見えるヘッドが好みで、それに合致したのが第一。3Wは地面からボールを拾いやすく強いボールが打てる点。5Wはこれまで入れずに3WのHLモデルを使っていましたが、Ai スモーク ♦♦♦Tの5Wを打つと、弾道が高くキャリーも伸びたためスイッチ。2本とも打感の良さも気に入っているようです」(同担当)。ヘッド形状の安心感、弾道の高さ、ボールの拾いやすさを重視して選ぶ点は、アマチュアのウッド選びの参考になりそうだ。
ドライバーは昨季から継続のパラダイム ♦♦♦+。元々は同じモデルの♦♦♦を使っていたが、ソール前方にウェイトのない♦♦♦+を試すと、つかまり感があって振りやすく、即投入を決めたという。
ウッド系のシャフトは6本中4本がディアマナ カイリ、5Wはディアマナ TBで、どちらも「青マナ」からの正統進化モデル。「確か、プロ入り前から使っていたはず。他のシャフトを使ったこともありますが、カイリ特有のハリのある弾き感を気に入って長く使っています」(同担当)