「来年は災害なく日本が活性化する年に」700キロの大鏡餅をフォークリフトで奉納・高根沢町
とちぎテレビ
県内各地でも新年を迎える準備が進んでいますが、高根沢町の神社には巨大な鏡餅が供えられました。 高根沢町の安住神社では、五穀豊穣や地元の人たちの健康を願って毎年巨大な鏡餅を奉納しています。神社の大鳥居が建立された1982年から続く年末の恒例行事で、今年で43回目となりました。 どれほど巨大かというと… 3段の鏡餅のうち、一番下の段の直径およそ1メートルの餅と、中段の80センチの餅は、フォークリフトを使って運んでいきます。一番上の段の直径60センチの餅は、巫女などで力を合わせて担いで運んでいきました。 しめ縄を結んだ後には、巨大なかんきつ類の一種「晩白柚(ばんぺいゆ)」が乗せられ、高さおよそ90センチにもなる巨大な鏡餅が完成し、新年を迎える準備ができました。 この鏡餅は神社の水田で収穫された8俵のもち米でつくられ、全体の重さはおよそ700キロ。3段重ねの鏡餅としては国内で最大級と言われています。 集まった参拝客は写真に納めるなどして神事を見守ったほか、奉納が終わった後に鏡餅に向かって手を合わせる姿も多く見られました。 大鏡餅は、来年2025年1月の中旬ごろまで飾られ、2月2日の節分に参拝客に福まきで配られる予定です。 荒井清勝宮司は「今年は新年そうそう大きな災害があり、夏には猛暑、秋にはコメ不足がありました。来年は自然災害がない、ますます活性化する日本になってほしい」と話しました。
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