急逝した母をAIで蘇らせる…池松壮亮主演『本心』映画化 豪華キャスト集結
池松壮亮/石川朔也役
本心というあまりに素晴らしい原作を映画化させてくださった平野啓一郎さんに心から感謝しています。この難しい題材にありったけの力を注いでチームを導いてくれた石井裕也監督に心から感謝しています。最高峰のキャスト、最高峰のスタッフが結集し、私たちのこれまでについて、すぐそこまでやってきているこれからについて、2023年猛暑の夏、夢中に懸命に取り組みました。 本心を巡る旅路は、人間の本質を見つめ、人間の哀しみを見つめ、欲望と、愛と、存在そのものを追求するような果てしないものでした。 自分にとって、生涯忘れられない作品となりました。沢山の観客の皆さまとこの映画を共有できることを心から願っています。
三吉彩花/三好彩花役
三好彩花役を演じました、三吉彩花です。 まずこのお話を頂いた時から運命とはこういう事か、と… そして逆に誰が三好をやるのだろうか、と… 何だか不思議な気持ちになりました。そして、今の私に必要な役でした。 撮影の裏話などをよく聞いていただきますが、こんなに心が苦しかったのは初めてで戸惑いました。 それは、三好と一緒に戸惑いました。 常に三好と背中合わせで、そこに三好が居るかのような、私にも三好が見えているような感覚でした。 皆様にもこの『本心』を感じていただきたいです。 本当に素晴らしい方々に恵まれました。この作品を観て救われる方がいらっしゃったら私はとても幸せです。
水上恒司/岸谷役
本や文字というものは、良質なものほど読み手に委ねると私は考えます。 それは大変なことだと考えます。 今作、『本心』の脚本に私はその委ねる力を感じました。 正直なところ、未だに正解がわかりません。 でも石井組に参加してそれで良いのだと学ばせて頂きました。 何とも消化の悪く心地の良いクランクアップを迎え、とても嬉しかったです。
仲野太賀/イフィー役
石井組『本心』に参加できた事をとても嬉しく思います。AIが発達して変わりゆく社会と、変わることのない人間の愛の形を描いた今作がどのようにして映画になっていくのか。 脚本を初めて読んだ時、常に挑戦を続ける石井監督の更なる挑戦に、身震いしました。 僕が演じたイフィーという役は自由度が高く、軽やかでありながら寂しく、とても欲深い人間味をもっています。複雑なキャラクター像を演じるのは、僕自身大きな挑戦になりました。石井監督の演出を信じて導かれるように撮り切れたと思っています。