日経平均は「仏政治リスク」で急落…712.12円安の「38,102.44円」で取引終了。ギリギリ「38,000円台」は死守【6月17日の国内株式市場概況】
2024年6月17日(月)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
6月17日の日経平均株価は、朝方からの下落して始まると、その後も終日軟調な展開となりました。指数は一時節目の38,000円を割り込む場面もみられましたが、その水準では買い支えも入った模様。結局、日経平均株価は前日比712.12円安の38,102.44円で取引を終えました。この急落の要因について、先週末のフランス市場で、政治リスクの高まりを受けたCAC40指数(フランスの代表的な株価指数)の大幅続落が嫌気されたとみられます。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが25銘柄、値下がりが199銘柄、変わらずが1銘柄。 日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、信越化学工業〈4063〉、ファナック〈6954〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、エーザイ〈4523〉、太陽誘電〈6976〉、日産化学工業〈4021〉、アサヒグループHD〈2502〉となりました。 また、東証プライム市場の売買高は15億7,000万株、売買代金は3兆6,272.06億円となり、前日と比べて減少。 業種別では、医薬品が上昇した一方、不動産業、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、精密機器などが下落しました。 東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が曙ブレーキ工業〈7238〉で+30円(+23.81%)の156円、2位がファンケル〈4921〉で+490円(+21.45%)の2,774.5円、3位がプロレド・パートナーズ〈7034〉で+100円(+16.10%)の721円となりました。 一方、値下がり下位は、1位がマネジメントソリューションズ〈7033〉で-400円(-22.16%)の1,405円、2位がフリービット〈3843〉で-172円(-12.66%)の1,187円、3位がギフトホールディングス〈9279〉で-350円(-11.76%)の2,626円で取引を終えました。 なお、年初来高値を更新したのは59銘柄、年初来安値を更新したのは92銘柄でした。
THE GOLD ONLINE編集部