日本人登山家の捜索打ち切り パキスタン北部で遭難
ナガー・カズ、パキスタン、6月21日 (AP) ― パキスタン救助隊は6月20日、同国北部の最高峰を目指す途中で遭難したとみられる日本人登山家の捜索を打ち切った。 捜索関係者によると、田口篤志さん(36)が生存している可能性はほとんどないという。 東京都出身の田口さんは、国際山岳ガイドの平岡竜石さん(55=山梨県)とともに、標高7027メートルのスパンティク(ゴールデン・ピーク)の頂上を目指していたが、13日から連絡が取れなくなり、平岡さんの遺体は15日に発見された。 パキスタンでは毎年、何人もの登山家が同国北部にあるK2をはじめとする世界最高峰の山々に登頂しようとして命を落としている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)