センバツ高校野球 聖光学院帰校式 成長見違えるよう 主将「すべて出し切った」 健闘たたえる /福島
第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に4年ぶり6回目の出場を果たした聖光学院野球部の選手たちが26日夜、伊達市六角の同校に戻った。学校関係者や保護者らが出迎え、粘り強く戦ったナインをねぎらった。 1回戦の二松学舎大付(東京)戦では、初回から連打などで3点を先制し、五回には打者11人の猛攻で一挙6点を奪い勝負を決めた。2回戦の近江(滋賀)戦も初回から1点を先制したが、二回に相手の猛攻で逆転を許し、ベスト8入りはかなわなかった。 大阪府内の宿舎からバスで戻ったナインは26日午後8時ごろに到着。礼拝堂に待機していた控え部員や保護者ら計50人に温かい拍手で迎えられた。 式では、新井秀校長が「昨秋の県大会の試合から打力のないチームだと思って見ていたが、反骨精神でこの冬は厳しいトレーニングに励み、センバツでは見違えるようなチームに成長した」と健闘をたたえた。 主将の赤堀颯(3年)は「2試合ともすべて出し切ったので悔いはない。夏に向けての歩みにおいて最大の財産になった。全国のレベルの高さを痛感した分、日本一という目標が少し遠く感じたが、その目標を変えることなく日々精進していく」と決意を新たにした。 ナインは29日から再始動する。【玉城達郎】