平野美宇「夜は真っ暗の中でシャワー」疲労回復ウェア、徹底した睡眠調整でパリ五輪金メダルへ
卓球女子でパリ五輪代表の平野美宇(木下グループ)は8日、都内で開かれたコンディショニングブランドを展開する「TENTIAL(テンシャル)」の記者会見に出席。東京五輪前から同社のリカバリーウェアなどを愛用し、昨年より契約する。悲願の五輪シングルス代表権を勝ち取った23歳は、高いパフォーマンスを発揮するために「睡眠は本当に大事」と力説。今夏の五輪金メダルへ、意識改革に励んでいたことを明かした。 東京五輪前に腰痛を発症したことを機に、睡眠への意識が変わったという。ベッド周りを一新し、寝付きやすくするため、就寝前の行動も変えた。「シャワーは(就寝)2時間前。真っ暗な中で浴びたり、お風呂では電気をつけない時が多い。人はライトで自然に朝や夜を判断する」。同社の製品は軽量な素材を使用しており「軽いのが好き。よく寝られる」と海外遠征にも持参し、サポートを受けている。睡眠を中心に普段の生活から意識を変えたことで腰痛は改善。試合や練習で高いパフォーマンスを発揮できることも増えた。 東京五輪団体で銀メダルを獲得。その後、すぐに始まった2年間にわたる厳しい選考レースの末、1月に悲願のパリ五輪シングルス代表権をつかんだ。2月の世界選手権団体戦決勝では世界2位(当時)の王芸迪(中国)を圧巻のストレートで撃破。大会を通じて8戦全勝で強さを示した。日頃の徹底した意識が実を結び始めている。パリ五輪では目標の金メダルに挑戦する。「成長できるように生活から卓球を意識して、五輪まで過ごしたい」。平野は五輪に全てを懸けて挑む。
報知新聞社