阪神・ゲラ「全部投げる気持ちでいきたい」自身初短期決戦で貢献誓う DeNA打線とは好相性も「クリアにして臨みたい」
阪神は12日から「2024 JERA クライマックスシリーズ セ ファーストステージ」を戦う。ポストシーズンに活躍する選手の代名詞「ミスター・オクトーバー」になるのは誰か。トラ番記者がイチ推し選手を紹介する企画の第4回は、来日1年目で自身初の短期決戦を迎えるハビー・ゲラ投手(29)を取り上げる。 【写真】ビーズリーは3回0封 最速151キロも出た! 任されたマウンドに立ち、目の前の打者を抑える。ゲラにとってメジャーを含めて自身初となる短期決戦。「準備という意味ではいつもと同じだけど。もちろん連投は辞さない。ポストシーズンは全部投げる気持ちでいきたい」とフル稼働で勝利に貢献することを誓った。 来日1年目の今季は59試合に登板し、1勝4敗14セーブ、防御率1・55と抜群の安定感でチームを支えた。中でも、ファーストSで対戦するDeNAに対しては防御率0・90、首位の巨人には同0・75を誇る。 DeNA打線の主力とも相性がいい。オースティンは2打数無安打、牧は5打数1安打、佐野は4打数1安打に抑えている右腕。ただ「自分の中ではゼロ。クリアにして臨みたい」とレギュラーシーズンの印象をなくし、新たな気持ちで対戦する考えを示した。 米国時代にプレーオフに進出したことはあるが、出場経験はない。それでも「大事なのは本当にシーズンと同じように挑むことが大事だと思う。より良くと考えてしまうと、力みにもなってしまう。それは選手みんなも同じ。よりシーズンと同じ気持ちで投げることだよ」と平常心を強調。共に1年間戦ってきたからこそ、それぞれが持てる力を発揮すれば勝てることを知っている。その一員となり、日本一連覇への道を切り開く。