「白髪を受け入れ、美しく年をとる…」米歌手の“隠さない宣言”に反響 前髪を染めないスタイルに
誰しも日々を生きるなかで、内面も外見も変化してゆく。内面の成長は肯定的に捉えることができても、歳を重ねたことによる外見の変化には、もしかすると肩を落とすこともあるかもしれない。 【動画・画像】白髪を受け入れ、前髪を染めないスタイルのヴィサージュさん そんななか、アメリカの歌手でTVパーソナリティのミシェル・ヴィサージュさん(55歳)が披露したポジティブな人生観が共感を呼んでいる。 ラジオのパーソナリティも務め、人気リアリティ番組『ル・ポールのドラァグ・レース』の審査員もこなす多忙なヴィサージュさんは、実は19歳から白髪に悩まされていたという。 長年悩み続け、黒く染めて隠すスタイルを貫いてきたヴィサージュさんだが、パンデミックを機に年齢との向き合い方に変化が。最も目立つ前髪の毛束をあえて白髪のまま染めずに残し、自分らしさにより自信が持てるようになったと語る。
「若さに固執する必要なんてない」TV番組で力説
イギリスの情報番組『グッド・モーニング・ブリテン』に出演したヴィサージュさんは、自身の白髪を受け入れている理由を語った。司会女性および司会男性の質問に答える形で、堂々とした人生観を披露している。 司会女性 ――とても堂々とされていますが、もちろんすべて白髪というわけではないんですよね」 「いいえ、実際のところすべて白髪。(前髪の毛束以外の)ほかの部分は黒に染めているんです」 ――ここの(前髪の)白髪はもともとのものですか? それとも(年齢を重ねて)後からできたんでしょうか。私自身それなりの歳の女性ですし、多くの女性は50代になると、そろそろシルバーフォックスのルックス(魅力的な白髪姿)にすべきかと悩みます。ステレオタイプを語るつもりはないですが、男性で見栄えがすることが多いですよね? 「(深く頷いて)そうね」 ――白髪のストリーク(毛束)について何か言われることはありますか?」 「よくある! (皮肉として、そうした人々に向けて)ご心配どうもありがとう。私は55歳で、年齢を誇りに思っているけれど、女性は自分自身が幸せに感じられることをすればいいと思うんです。男性が美しく歳を重ねられるのに、女性は(若さに)固執しなければいけないということはない。率直に言って私は55歳で、25歳じゃない。それならばなぜ、25歳のようなルックスを追いもとめる必要があるのでしょう?」