杉咲花の熱演に子役仰天「腰ぬかしそうになった(笑)」 志尊淳も絶賛「尊敬でしかない」
俳優の杉咲花(26)が13日、都内で行われた映画『52ヘルツのクジラたち』(3月1日公開)完成披露試写会に登壇。ともに登場した子役の桑名桃季(10)、志尊淳(28)らに演技を絶賛された。 【動画】杉咲花、作品への思いが込み上げ緊張で言葉出ず… 本作が映画初出演となる桑名は、舞台あいさつにも初登壇。司会から初めての現場で杉咲の演技を見ての感想を問われた桑名は「演技に圧倒されちゃって、間近で見られて腰ぬかしちゃいそうになった(笑)」と驚いたことを明かした。 また、杉咲が主演であることが出演を決めた一つの理由だったという志尊は「俳優が作品に向き合う姿勢ってこうだよなっていうのをまじまじと感じて。花ちゃんが今にも倒れそうなくらいの熱量で役と向き合って、しかもそれは撮影が終わったら終わりじゃなくて、宣伝活動一つひとつに対しても、誰よりも前に立って突き進んでいく姿を見ていたし、本当に尊敬しかなかった。改めてお芝居をして『杉咲花すばらしいな』と感じました」と絶賛した。 それを受け杉咲は「恐縮です…ありがとうございます」と照れつつ、志尊に対しても「身をささげてこの役を演じ切られた姿に尊敬しかない」と互いにリスペクトを伝えた。 本作は、「2021年本屋大賞」を受賞した、町田そのこの同名小説(中央公論新社)が原作。ほかのクジラが聞き取れない高い周波数(52ヘルツ)で鳴くため、たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない孤独を表している。 杉咲が演じるのは、自分の人生を家族に搾取されてきた女性・三島貴瑚(みしま・きこ)。ある痛みを抱えて海辺の街に越してきた貴瑚は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれる、声を発することのできない少年と出会う。愛を欲し、誰にも届かない声で泣く孤独な魂たちの出会いが生む、切なる愛の物語。 イベントにはほか、小野花梨、石原慎也(Saucy Dog)、町田そのこ氏(原作者)、成島出監督も登場した。