竹崎季長が見た元寇のリアル 国宝「蒙古襲来絵詞」複製品など展示 不知火美術館で特別企画展
KKT熊本県民テレビ
鎌倉時代の元寇から750年。元寇ゆかりの貴重な文化財の特別企画展が、宇城市の不知火美術館で開かれています。 「蒙古襲来絵詞のリアル」と題した企画展には、元寇の時に戦った肥後の武士・竹崎季長が遺した国宝「蒙古襲来絵詞」の複製品や、江戸時代に原本を模写し宇城市小川町の塔福寺に伝わる「竹崎季長絵詞」の複製品、海底から出土した元軍船の遺物など57点が展示されています。
長崎県松浦市の鷹島では、1974年に島民が元軍の「管軍総把印」を見つけ、その後、鷹島沖の海底調査で蒙古襲来絵詞に描かれたものと同じ船や、元軍の武器「てつはう」、冑などが出土しました。 竹崎季長は、元寇の後に現在の宇城市小川町海東地区の地頭になりました。 ■宇城市教育委員会 神川めぐみ学芸員 「竹崎季長が実際のその目で見て絵巻物に残した風景を皆さんにぜひ体感してほしい」 この企画展の観覧料は無料で、1月26日まで開かれています。