森崎ウィン、監督として国際短編映画祭グランプリ受賞 史上初の快挙に涙
俳優、森崎ウィン(33)が17日、東京・明治神宮会館で行われた米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2024」のアワードセレモニーに登壇。自身の初監督作品「せん」がアカデミー賞短編部門ノミネート選考対象となるグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」を受賞した。 この日は、世界114の国と地域から集結した4936点の作品から、ライブアクション部門、アニメーション部門などを発表。森崎は「ライブアクション部門 ジャパン 優秀賞」とダブル受賞し、そばにいた主演女優の中尾ミエ(78)と手を取り合い歓喜。チームでトロフィーを共有し、「初監督した映画が名誉ある賞を頂けたこと感謝しております。とったぞー! 本当に幸せ!」と雄たけびをあげた。 26年続く同映画祭の歴史で俳優が監督として受賞するのは史上初の快挙だといい、「本当に本当にうれしい。ありがとうございます! こんなに足が震えてるのは初めて。純粋にものづくりってこんなに楽しんだって幸せな日々でした」と大興奮。2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督(77)の映画「レディ・プレイヤー1」で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューしており、「スピルバーグ監督を経験して、ジョージ・ルーカス賞を頂いた。『レディ・プレイヤー1』と『スター・ウォーズ』を制覇できたということでいい? きょうだけは大きく言わせて」と笑顔が弾けた。 そばで見守った中尾は、「この世界60年以上いるけど、限界超えると笑っちゃう。こんなうれしいことはない。私の人生で最大の喜びです。これでもうちょっと長生きしようかなって思いました」とおちゃめに明かした。 ミュージカル映画「せん」は、田舎暮らしをするおばあさんと役場の若者の日常と微細な不協和音を描く。映画祭から米国アカデミー協会への推薦作品となる。