小倉商対九州国際大付　3安打1打点の活躍を見せた九州国際大付・三宅（撮影・佐藤究）

＜高校野球福岡大会：九州国際大付7－0小倉商（7回コールド）◇4日◇2回戦◇北九州 【写真】元楽天、ヤクルト外野手の楠城祐介監督 　大会連覇を狙う九州国際大付が7回コールド勝ちで初戦を突破した。 　打っては、4番三宅巧人（たくと）内野手（2年）が3安打1打点の大活躍を見せた。1－0の1回1死二塁で適時二塁打を放ち、3回の第2打席は右中間を真っ二つに破る二塁打。4回はこの日3本目の左前打をマークした。「ランナーをかえそうと思っていました。打てて良かったです」と笑顔を見せた。 　1年生だった昨夏から背番号5でベンチ入りした。準決勝までスタメンで起用されるも、その後は打撃の調子を崩し、福岡大会決勝、甲子園初戦と出場機会はなかった。「一番大事なところで出られなかった。今大会は全試合に出場して、得点圏打率にこだわっていきたい。チームの勝利に貢献できる一打を」。主軸としての自覚をにじませた。 　この日は、2番平間勇吏内野手（1年）、3番牟禮（むれ）翔外野手（1年）、5番城野慶太内野手（1年）と上位打線に下級生3人が並んだ。元楽天、ヤクルト外野手の楠城祐介監督（40）は「普段通りです。今日のベストメンバーで臨みました」と明かした。 　自身は、元プロで昨夏限りで勇退した父楠城徹監督（79）の後を継ぎ、昨秋の新チームから指揮を執る。夏は初采配となり、節目の夏1勝をつかんだ。