チャン・ドンゴン、来日イベントで2分40秒間喋り続ける 通訳労う「お疲れ様でした」
映画『満ち足りた家族』
韓国の俳優チャン・ドンゴンが20日、都内で行われた映画『満ち足りた家族』(2025年1月17日公開)のジャパンプレミアに、メガホンをとったホ・ジノ監督とともに出席した。 【写真】笑顔でお手振りのファンサービスも 全身ショットなどイベントでのアザーカット 本作は、『八月のクリスマス』(98)で商業長編監督デビューするなり韓国映画ニューウェイブの始まりをいち早く世界に告げたホ・ジノ監督による、豪華キャストが集結した衝撃のサスペンス。2023年のトロント国際映画祭を皮切りに、20前後の映画祭に入選する快挙を達成した。 登場口の扉が開いて会場に姿を現すや否や、黄色い歓声で迎えられたチャン・ドンゴンは「こんばんは、チャン・ドンゴンです」と日本語であいさつして拍手と歓声を浴び、「久しぶりに作品を持ってみなさんに直にお会いできることを、とてもありがたく思っております。そして、みなさんにお会いできてとてもうれしいです。本作はまだ公開前ですが、みなさんからたくさんの関心を寄せていただき、貴重な時間を割いて来てくださってありがとうございます」と感謝した。 また、約5年ぶりにスクリーン復帰となった本作が、ついに日本で公開される心境を尋ねられると「本作が初めて公開されたのは昨年のトロント映画祭でしたが、海外のみなさんの反応がよくて、文化の違いがあるにも関わらず、本作の細かなところまで共感してくれたことに安心したことを覚えています」と回顧し、「昨年秋に韓国で公開されまして、メディアの方々をはじめ、観客のみなさんもいい評価をしてくれました。今度は日本のみなさんが本作をどのようにご覧になるか、とても楽しみでワクワクしています」と胸を躍らせた。 さらに、ホ・ジノ監督と久しぶりに仕事をした感想を聞かれると2分40秒間しゃべり続け「少し長すぎたね(笑)」とちゃめっ気たっぷりに笑い、通訳が2分40秒かけて日本語に訳すと、チャン・ドンゴンは日本語で「お疲れ様でした」と労い、会場の笑いを誘った。 そして、締めのあいさつを求められたチャン・ドンゴンは、韓国各地で舞台あいさつをした際に、ある劇場の壁に“映画の中で答えを出している映画は、劇場で観終わったらそこで終わるけど、質問を投げかける作品は、映画を観たあとから始まる”と書いてあったと紹介し「本作も映画を観終わったあとに、みなさんにいろんなことを考えさせると思います。みなさんもあれこれと考えをめぐらせてください。意味のあることを考えられる時間になると思います」とアピールした。
ENCOUNT編集部