【早出し】「山形セルリー」みずみずしく 春作の出荷、最盛期
東北一のセロリ産地山形市で、春作の「山形セルリー」の出荷が最盛期を迎えている。ハウスには鮮やかな緑が広がり、生産者が早朝から収穫作業に汗を流している。 山形セルリーはみずみずしさと柔らかさ、甘みが特長で春と秋の2回出荷する。JA山形市がブランド化を進め、2018年に農林水産省の地理的表示(GI)に登録された。同JAセルリー部の20人が生産し、今春は出荷量200トン、出荷額5千万円を見込む。 同市南石関のハウスで連日作業に励む会田洋一さん(50)=同市宮町1丁目=は「生育は順調。生食はもちろん、ごま油で炒めたり浅漬けにしたりしてもおいしい」と話した。出荷は来月下旬まで続く。 同JAアグリセンターで29日正午~午後1時、ドライブスルー形式の即売会が開かれる。