「チェルシーの攻撃に新たな活力を与えた」

４－１の勝利に大きく貢献したジョアン・フェリックス。(C)Getty Images

　2024年10月24日、UEFAカンファレンスリーグのリーグフェーズ第２節、アテネで行なわれたパナシナイコス対チェルシー戦は、アウェーのチェルシーが４-１の勝利を収めた。この試合で主役を演じたのが、新加入のジョアン・フェリックスだ。 　 　5200万ユーロの移籍金で24年夏に入団したＪ・フェリックスは、ここまでプレミアリーグでは一度も先発出場がなく、過去３試合は合計９分しかプレーしていなかった。いくつかのメディアから早くも「期待外れ」と批判されるなか、ついに本領を発揮した。 　 　22分、左サイドからのパスを冷静に決めて先制点を奪うと、55分にも鋭いカットインからネットを揺らして２ゴールを挙げたのだ。英紙『ガーディアン』は「フェリックスの活躍がチェルシーの攻撃に新たな活力を与えた」と称賛している。 【動画】Ｊ・フェリックスの先制ゴール！ 　試合後、チェルシーのエンツォ・マレスカ監督はＪ・フェリックスについて「彼の成長がチームにとって大きなプラス」と語り、「今後も多くのチャンスを与えたい」とコメントした。 　 　この勝利でチェルシーはカンファレンスリーグ２連勝。リーグフェーズ突破に向けて大きな一歩を踏み出した。何より大きいのは、開幕から存在感を示せていなかったＪ・フェリックスの爆発だ。パナシナイコス戦はＪ・フェリックスにとって重要なターニングポイントとなる可能性が高い。自信を取り戻した24歳のさらなる活躍を、サポーターも望んでいる。 　 構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部