大谷翔平の人気は不動!オールスター最長記録のDHで4年連続先発 Dバックス戦“御礼安打”も
<ドジャース4-12ダイヤモンドバックス>◇3日(日本時間4日)◇ドジャースタジアム 【写真】本塁打を放ったT・ヘルナンデスにひまわりシャワーをする大谷 ドジャース大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、米テキサス州アーリントンで16日(同17日)に開催されるオールスターにDH部門で選出された。4年連続4度目。この日、スタメンを決めるファン投票の最終結果が発表され、ナ・リーグDH部門トップの63%の票を得て、シュワバー(フィリーズ)との一騎打ちを制した。本拠地でのダイヤモンドバックス戦では第1打席で“御礼安打”。投手と控え野手を含めた球宴の全出場選手は7日(同8日)に発表される。 全米広しといえど、ジャッジ(ヤンキース)と並ぶ、大谷人気は不動だった。球宴のファン投票で、ナ・リーグ最高勝率のフィリーズをけん引するシュワバーを、大差で競り落とした。栄枯盛衰の激しいメジャーで、昨年から2年連続ファン投票によるスタメン出場を決めた選手は、ジャッジと2人だけ。指名打者で4年連続先発出場は、11~13年のオルティス(レッドソックス)を抜く最長記録となる。 ナ・リーグ西地区首位を独走するドジャースだが、大谷はチーム唯一の選出となった。遊撃手部門で1次投票1位だったベッツは左手を骨折し、最終投票は49~51%でターナー(フィリーズ)に惜敗。同じく1次投票で外野部門3位だったT・ヘルナンデスも、最終投票では15・26%で、タティス(パドレス)の15・36%にわずか0・1%及ばず敗れた。狭き門を突破した選ばれし者だけが、スタメンに名を連ねる権利を得る。日本人で4年連続の先発出場は、01~04年と06~10年に外野部門で出場したイチロー(マリナーズ)に次いで2人目となる。 オールスターへの出場決定後、最初の打席で、投票への御礼となる安打を本拠地ファンの前で放った。1回、先頭打者として初球から積極的に手を出し、外角ボールゾーンへ逃げていく右腕メナの149キロのツーシームを中前にはじき返した。この回、本塁打を放ったT・ヘルナンデスに、ヒマワリの種を投げつけて出迎えるセレブレーションを行うなど明るさいっぱい。28号アーチはお預けとなったが、4打数1安打で打率3割1分9厘。2位に5厘差でリーグの首位打者をキープし、本塁打、得点への貢献度を示すOPS、得点、長打率も1位を保った。 昨季は投手と打者の二刀流で出場したオールスター。今季は右肘のリハビリで、投球の可能性が最初からない。本塁打競争も辞退の可能性が高いが、その分、試合ではフル充電したプレーを披露できそうだ。 ○…オールスターのファン投票では、ナ・リーグ最高勝率の好調フィリーズから最多の3人(ハーパー、ボーム、ターナー)が選出された。球団では79年(ボーワ、ルジンスキー、シュミット)82年(ローズ、シュミット、トリロ)と並んで最多となった。両リーグの選手が試合で着用するユニホームも発表された。