「あなたの功績じゃない」萩生田光一氏、選挙前に唐突の “地元貢献” アピール「どや顔」見せるも反応冷え冷え
《この度の党の決定を重く受け止めております。大変厳しい判断をいただいたものと理解しております》 【画像あり】萩生田光一氏の「どや顔」動画 10月6日、石破茂首相が、政治資金パーティーの裏金問題で「党の役職停止1年」の処分を受けた萩生田光一元政調会長(衆院東京24区)を次期衆院選で公認しないことが伝えられると、萩生田氏は事務所の公式Xにこのようなコメントを発表した。 「当初、『党の役職停止』は『選挙での非公認』より軽い処分だったので、萩生田氏は公認されるだろうと考えられていました。そのため、地元の都連関係者も、今回の決定には驚きを隠せません。 この夏は選挙区内の盆踊りや夏祭りはほぼすべてに顔を出したのではないでしょうか。それほど、萩生田陣営の危機感は強かったですね。そこにきて非公認。本人も、相当ショックだと思います」(都政関係者) 焦りゆえか、10月7日の衆院本会議中にも、苦悶する萩生田氏の姿が見て取れた(冒頭の写真)。とはいえ、政治資金収支報告書に記載していなかった裏金の金額は、2018年から2022年までの5年間で2728万円にもなり巨額だ。 今後は「無所属候補」として衆院選を戦っていくことになる。そうなると、有権者へのアピールが大切になってくるが……。 そのひとつなのか、萩生田氏は10月8日に事務所の公式Xに【今日の萩生田】として動画をアップしている。投稿には《不便な高尾駅がついに解消!切符なしで南北行き来可能に?》とある。しかし、この投稿に地元関係者は、こう首をかしげていた。 「JRと京王線が停車する高尾駅は南北に改札がありますが、そこを行き来するには入場券などの切符を買うか、駅から遠い迂回路を通る必要がありました。 そのため、八王子市・JR東日本・京王電鉄の3者が『高尾駅南北自由通路』の建設に向けた協定を結び、利便性の向上を図ってきました。2026年の着工を目指しています。萩生田さんも地元のことですから、都議時代に何度か議会で質問をしています」 萩生田氏はXに投稿した動画内で、「南北を切符を買わないで自由に往来できる自由通路を作る。橋上駅化にするんですよ」と、高らかにこの計画について語った。 さらに「貨物も含めてけっこう夜遅くまで電車が走ってるんで、1日の工事ができるのは真夜中の3時間くらいなの。すごい時間かかるんだけど、JRもここで本気でやるってことで、いよいよ今、最後の段取りをしています」という。 そして最後は「切符買わないと南北往来できないなんて、東京にそんな駅ないからね。何とかします」と、なぜか「どや顔」を見せて自信をにじませた。 ただ、八王子市の公式サイト内の関連ページは、最後の更新は2023年12月。「直近で何かニュースになる内容はなかったと思いますよ。そもそも、この事業自体、萩生田さんが主体的に動いたわけでもないと思いますが……」と、前出の地元関係者も首をかしげる。 総選挙前のこの萩生田氏の「地元貢献アピール」には、多くのツッコミが寄せられている。この投稿のリプライには、こんな冷めたコメントが。 《それって貴方の功績じゃないですよ 自治体が頑張って長い時間をかけJRと協議してきた結果です》 《なぜ自分の手柄のように話すのだ》 《選挙前にこういうアピールするのマジで萎える》 《必死だな。やっていない事をさも自分の功績のように騙る》 地元駅の再開発の話より、国民が聞きたい話はもっとたくさんあるのだが。