大阪マラソンプレイベント「１０Ｋ　＆　Fun　RUN」の１０キロ走を終えた元阪神・岩田稔氏（右）と「OWV」の佐野文哉（カメラ・筒井政也）

　１３回目の開催となる「大阪マラソン２０２５」（来年２月２４日＝大阪府庁前～大阪城公園内、フル４２・１９５キロ＝報知新聞社後援）を盛り上げるプレイベント「大阪マラソン　ＳＥＡＳＯＮ　ＴＲＩＡＬ　２０２４『１０Ｋ　＆　Ｆｕｎ　ＲＵＮ』」が２０日、大阪・ヤンマースタジアム長居周辺で開催された。 　コロナ禍前の２０１９年以来、５年ぶりに実施された１０キロメートルの部は日本陸連公認大会の本格レース。１型糖尿病を患い、同じく闘病する患者を勇気づけるため、初のフルマラソンに挑戦するプロ野球の元阪神タイガース投手・岩田稔氏も参加。きつい表情でタイムは５５分台だったが「初めての１０キロ走なので自己ベストが出ました！」と前向き。「走り出した瞬間がピークでしたが、気持ちいい」と笑顔を見せた。大会スペシャルサポーターとして本番はこの日の約４・２倍だが「考えられない…。一歩ずつ進んでいく」と、あくまで制限時間内（７時間）での完走を意識した。 　１０キロ走には、後半の約３・２キロメートルの「Ｆｕｎ　ＲＵＮ」のみに参戦予定だったボーイズグループ「ＯＷＶ」の佐野文哉も「ファンの方も来て下さっているので、盛り上げようと」と急きょ出場。こちらは３７分台で、ひょうひょうと走り抜いた。 　佐野は今春のＴＢＳ照テレビ系「オールスター感謝祭２４春」で優勝。７月のフジテレビ系「ＦＮＳ２７時間テレビ」でも準Ｖとなった。「走る仕事のきっかけになったのが大阪マラソン。僕のファンが走ることにハマって、スタイリッシュになっていっている」と“波及効果”をＰＲしながら「（ＯＷＶの）ダンスリーダーなのに、ダンスに弊害が出ていますが、体を動かす楽しさを伝えたい」とニッコリ。月に合計４００キロを走ることもあるといい、岩田氏は「車でも、なかなかそこまで走らない」と驚いていた。