市川團十郎、宙乗りで意見が対立!?「オレはしなくていい!と言ったんですけど…」
歌舞伎俳優の市川團十郎(46)が21日、都内で行われた松竹創業百三十周年「双仮名手本三升(ならべがきまねてみます)裏表忠臣蔵」の取材会に登場した。 【画像】市川團十郎、宙乗りで意見が対立!?「オレはしなくていい!と言ったんですけど…」 今回上演するのは名作「仮名手本忠臣蔵」で、團十郎は大星由良之助、早野勘平、斧定九郎、高師直の四役を早替わりにて演じるとともに宙乗りなども披露する。 今作については、「今でいうスピンオフのものを、本作に入れることを“裏表”という認識。(本編では)一言で終わってしまう人間にもフォーカスを当てています」と説明した。大星由良之助は初役となり、「勤勉だし、真面目だし、忠義だしという日本人を代表する人物をやりたい。今の我々は真面目に働き、時間通りに生きても、何か報われないような部分が多かったりする。こういう昨今の日本の中で、報われる忠実な男を作り上げたいというのが、由良之助のビジョンです」と気合十分。 また、宙乗りについて問われると、「オレは、宙乗りはしなくていい!と言ったんですけど、宙乗りがしたいということで。最初は師直で(宙乗りを)するという話だったんですけど、“ダメだ!師直が宙乗りをしちゃったら、悪の浄化になってしまう。それは良くない”と(言った)。だったらなんとしても、“由良之助が(役目を)全うした”という姿で宙乗りを出来るように書き直してくれと、今書き直してもらっていますが、果たして本当に飛ぶのかどうかは分からない。まあ、飛ばせたいらしいです。僕は“う~ん”と言っています」と裏事情を明かした。 東京・新橋演舞場で来年1月3日~26日まで上演。
テレビ朝日