1玉500円超 飲食店も悲鳴“キャベツ窃盗”相次ぐ 転売目的?
キャベツが1玉500円と高騰。3000個以上盗まれる被害が出ています。 【画像】茨城県で相次ぐキャベツ窃盗被害 家計を救う救世主は?
■お好み焼きに欠かせないキャベツ
お好み焼きが自慢の鉄板焼き店。たっぷりソース、さらに卵とも相性抜群の野菜といえば、千切りをどっさり使うキャベツです。 蒸し焼きのキャベツの甘みと、お好みソースがよく絡み、食欲をそそります。ところが…。 店主 「だいぶ小さい。使えるところが(少ない)」 この店が1日で消費するのは6個ほど。その仕入れ値が…。 店主 「(価格は)倍近く上がって、しかも小ぶりになっている」 八百屋さんでキャベツをカゴに入れていた中華料理店を営む男性は「高すぎる。ホイコーローとかいろいろ使うから」と話します。 他の人も高騰の影響で「買う気がしない」と話し、買うことを控える人が多いキャベツ。現在、新宿八百屋での1玉の価格は? 新宿八百屋 廣田廣史さん 「今は555円(税抜き)。落ち着く状況じゃない。今は。もう下がらないと言ったほうがいいかも。年内はこんな感じで終わりそう」
■キャベツを盗まれた農家の訴え
高騰が続くキャベツ。茨城県のキャベツ畑では、収穫を迎えた貴重なキャベツが盗まれる被害が増えています。 荒らされたキャベツ畑。18日午後3時ごろ、およそ840個のキャベツが盗まれているのを農業を営む男性が発見しました。 被害にあった農家 「ひどいですよ。今、収穫前で、これから収穫するっていう時にガッカリしましたね。なんでこういうことをするんだろう。他でもいっぱい盗まれたのもあるみたい」 茨城県内でのキャベツの窃盗被害は、結城市、八千代町、さらに古河市でも。先月から県内で4件、合計3200個ほどのキャベツが盗まれています。 被害にあった農家 「たぶん今年は(価格が)高いからだと思う。安い時はあまり盗まれないから」
■家計を救う救世主は?
お好み焼きで欠かせないキャベツ。鉄板焼き店のプロがキャベツの代わりに使っていたのが…。 店主 「一緒にモヤシを入れている。モヤシの量を増やして、キャベツを減らしたりして調整」 キャベツに手が届きづらい時、代用となるというのがモヤシだといいます。 店主 「もう抜群です!モヤシのシャキシャキ感が相性いいです。キャベツを多少減らしても、モヤシがキャベツを埋め合わせてくれるというか補ってくれます」
テレビ朝日