パトリック・シックが“4得点”の大暴れ! レヴァークーゼン、堂安律先発のフライブルクに大勝
ブンデスリーガ第15節が21日に行われ、レヴァークーゼンとフライブルクが対戦した。 【ハイライト】レヴァークーゼン 5-1 フライブルク ここまで14試合を消化したリーグ戦で7勝3分4敗を記録し、勝ち点「24」の暫定8位につけているフライブルク。ブンデスリーガ3試合無敗で迎えた年内ラストマッチに、日本代表MF堂安律は右のアタッカーとして先発出場を果たした。対するは、現在公式戦7連勝中の“絶好調”2位レヴァークーゼン。前日に勝利した首位バイエルンを7ポイント差で追っており、今回の一戦は白星獲得が必須となっている。 試合は発煙筒による影響で開始早々に中断し、6分から再開される。直後には右サイドを攻略したレヴァークーゼンがチャンスを生み出すなど、ホームチームがゲームのリズムを掴む。しかし、最初の決定機はフライブルクが創出。11分にルーカス・キュブラーがボックス手前へとボールを送り、ルーカス・ヘーラーのラストパスをフィリップ・ラインハートがダイレクトで振り抜く。シュートはクロスバーに直撃したものの、フライブルクがゴールを脅かした。 そんななか、31分にフロリアン・ヴィルツがヨナタン・ターのロングパスへと反応。ボックス内で堂安に倒され、レヴァークーゼンがPKを奪取する。しかし、ヴィルツのキックをGKノア・アトゥボルがストップ。レヴァークーゼンが絶好機を逃した一方、堂安にとっては救われる形となった。 それでもスコアを動かしたのは昨季の“ブンデスリーガ王者”だった。前半アディショナルタイムにレヴァークーゼンが華麗なポゼッションを披露。パスを繋ぎながらフライブルクの守備網を乱すと、右サイドでボールを受けたエドモン・タプソバがハーフライン付近のヴィルツに差し込む。素早く前線にパスを出し、パトリック・シックがGKを確認しながら左足でループシュート。タイミングを外して流し込み、レヴァークーゼンが先制した。 さらに51分、攻勢を強めるレヴァークーゼンがフライブルクをペナルティエリア周辺に押し込む。グラニト・ジャカがボックス正面のエセキエル・パラシオスに繋ぎワンタッチでヴィルツへとスルーパス。狭いエリアをこじ開け、巧みな切り返しからゴールを決めて追加点をマークした。 2点の先行を許したフライブルクも直後の55分に反撃。最終ラインからビルドアップを行うレヴァークーゼンにプレスをかけ、マティアス・ギンターと堂安が挟み込むようにボールを奪う。すぐさまショートカウンターに移行し、ミヒャエル・グレゴリッチュを経由してヴィンチェンツォ・グリフォへパスがわたる。トラップから右足を振ったシュートは枠に吸い込まれ、フライブルクが1点を返した。 その後、堂安は58分にマーリン・ロールと交代。すると、レヴァークーゼンは67分にヴィルツのピンポイントクロスをシックがヘディング。再びリードを2点に広げ、またもフライブルクを突き放す。フライブルクも73分にグリフォがボックス左角でコントロールショットを狙うが、惜しくもボールはクロスバーに直撃してしまう。 74分にはシックがハットトリックを達成し、その3分後にも自身4点目を記録。結局、そのまま試合は5-1で終了し、レヴァークーゼンが年内ラストマッチを制した。次節、レヴァークーゼンは来年1月10日にアウェイでドルトムントと対戦。フライブルクはその翌日にホームでホルシュタイン・キールと対戦する。 【スコア】 レヴァークーゼン 5-1 フライブルク 【得点者】 1-0 45+1分 パトリック・シック(レヴァークーゼン) 2-0 51分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン) 2-1 55分 ヴィンチェンツォ・グリフォ(フライブルク) 3-1 64分 パトリック・シック(レヴァークーゼン) 4-1 74分 パトリック・シック(レヴァークーゼン) 5-1 77分 パトリック・シック(レヴァークーゼン)
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