本年度で閉校の松浦小、大川小で最後の運動会 児童ら思い出刻む 伊万里市
児童数の減少により本年度で閉校する伊万里市の松浦小(全校児童96人)、大川小(同91人)の両校で26日、運動会があった。児童たちは応援合戦や団体演技など練習の成果を披露し、先生や保護者らと一緒に最後の運動会の思い出を胸に刻んだ。 松浦小では「96人みんなが笑顔で思い出に残る運動会にしよう」をスローガンに競技や演技に臨んだ。閉会式で6年の横田佑竜君は応援に来た人に「最後にふさわしく思い出に残る運動会になりました」とお礼の言葉を述べ、体調を崩して見学した6年の中村祐夢君は「残念だけど、残りの学校生活や行事で頑張りたい」と話した。 大川小では児童代表の6年野中玲士君、岩永志月さんが「最後まで諦めず優勝を目指します」と誓いの言葉を述べ、競技や応援に汗を流した。最後は学校のシンボルとなっている大きなクスノキの前で、保護者や地域の人も入って記念撮影をした。 両校は2025年4月、東陵中に統合して義務教育学校「東陵学園」になる。(青木宏文)
青木宏文