江戸時代から伝わる丹波八坂太鼓、公演前にメンバーが音の緩急や間合いなど稽古
京都府京丹波町に伝わる丹波八坂太鼓の公演「DONと来い/丹波八坂太鼓祭」が3日、下山小体育館(同町下山)で開かれる。新メンバーも加わり、本番に向けて音の緩急や間合いなどを確認しながら稽古を重ねている。 八坂神社(京都市東山区)の分社にあたる尾長野八坂神社(同町)で江戸時代、疫病退散を願ったのが始まりとされる丹波八坂太鼓。地元の尾長野地区で1971年に保存会を設立。「DONと来い」の名で自主公演を98年から続ける。 22回目の今年は「丹波八坂太鼓の秋祭りは面白い」がテーマ。農山村の季節の移ろい、自然と人々の暮らしをイメージして作られた新曲に加え、伝統曲「八坂」など7曲を披露する。下山小6年生による演奏もある。 今年入会した女性(30)=南丹市園部町=は「見に来てくれた人が元気になれるよう、楽しんで演奏したい」と話す。 午後1時半開演。入場無料。