宮藤官九郎氏の完全オリジナル脚本によるドラマ『新宿野戦病院』

制作発表会見に登壇した小池栄子【写真：ENCOUNT編集部】

　俳優の小池栄子、仲野太賀が26日、ダブル主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『新宿野戦病院』（7月3日、水曜午後10時スタート、初回15分拡大）の制作発表会見に登壇。作品の舞台となる歌舞伎町で見所を語った。 【写真】現役キャバ嬢60人が集結…ドラマ『新宿野戦病院』制作発表会見の集合ショット 　宮藤官九郎氏の完全オリジナル脚本による本作は、新宿・歌舞伎町にたたずむ「聖まごころ病院」を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマに、“命”の尊さを投げかける新たな救急医療エンターテインメントとなっている。 　アメリカ国籍の元軍医、ヨウコ・ニシ・フリーマンを演じる小池は、岡山弁を話し英語が流暢なヨウコについて、「私にとってはハードルの高い役柄。段々英語をしゃべるのが楽しくなってきた。岡山弁でも場所によって微妙にイントネーションが変わってくるので、英語も岡山弁も温かく見守って、ヨウコ像を楽しんでいただけたらいいなと思ってチャレンジしています」とコメント。工藤氏の脚本については、「せりふの面白さがピカイチ。ぶっ飛んだような役柄も多いけど、違和感なく、歌舞伎町に行けば会えるのではないかという気がします。訳アリの患者さんが運ばれてきますが、そんな方を軽視するのではなく、逃げずに向き合って、やさしく丁寧に描かれています」と語った。 　父譲りの金もうけ主義者で美容皮膚科医の高峰享（たかみね・とおる）を演じる仲野は、初共演となった小池について「ヨウコという役は英語も岡山弁もあるし、医療シーンも多い。自分も俳優なんで、どれだけ大変なことか分かる。とんでもない集中力でお芝居されていて、小池さんのイメージとまた違う側面というか、集中力があってミスがない。抜群に魅力的なキャラクターになっています」と絶賛。この発言を受け小池は、「そんなことないです。テンパって泣きそうになっています」と謙遜した。 　本作の主題歌『恋のブギウギナイト』を歌うサザンオールスターズの桑田佳祐からはサプライズ生音声が。「サザンオールスターズがフジテレビのドラマの主題歌をするのは20年ぶり。ちょっぴり切なくもノリノリなダンスナンバー、歌舞伎町にぴったりじゃないかと思っています」と伝えると、W主演を務める2人へ「我が愛しのエーコちゃんこと小池栄子さん大好きです。頑張ってください！　仲野太賀さん、『素晴らしき世界』という映画を見て感動しました。あんたはすごい！　応援しています」とエールを送った。 　まさかのサプライズに涙ぐんだ小池は、「頑張らないとという気持ちになりました」と感動した様子。「21年前くらいにグラビアを見てくださって、『涙の海で抱かれたい』のミュージックビデオに呼んでいただいて、真っ赤な水着で出演させていただきました」と、桑田との過去の交流を明かした。 　会見には、濱田岳、生瀬勝久、柄本明も出席。会見には、現役キャバクラ嬢60人が参加し、華やかにイベントを盛り上げていた。