「熱中症特別警戒アラート」4月24日から運用へ 危険な暑さへの警戒促す
過去に例のない危険な暑さへの警戒を促す「熱中症特別警戒アラート」が4月24日から運用されます。 環境省などはこれまで、気温・湿度・輻射熱を取り入れた暑さ指数の予測値が33を超えると「熱中症警戒アラート」を発表し、注意を呼びかけてきました。 新たに導入される「熱中症特別警戒アラート」は都道府県内すべての暑さ指数情報提供地点で予測値が35に達する場合などに発表されます。 自治体は冷房を備えた公共施設やショッピングセンターなどを事前にクーリングシェルターとして位置づけた上で熱中症特別警戒アラートが発表された場合にはクーリングシェルターを開放することを義務づけられます。 18日の環境省の有識者検討会では、熱中症特別警戒アラートの運用を今年4月24日からとすることが了承されました。 また、情報発信の際のメッセージに「過去に例のない危険な暑さ」と明記し、イベント等の中止などを促す文言を盛り込む方向性や、報道などで使用する「色」について、暑さ指数で31・32を赤、33・34の熱中症警戒アラートは紫、35に達する熱中症特別警戒アラートは黒で表示することを推奨する案なども了承されています。
