現在55歳の独身会社員で、給料は手取り「20万円」です。貯金が「50万円」しかなく、老後は年金だけでは足りないと思い不安です…具体的にいくら稼がないと厳しいですか?
年金以外に必要な収入はいくら?
今回の事例において公的年金は合計で毎月12万8700円もらえますが、単身世帯でも毎月20万円以上の支出が見込まれることを考えると、このままでは約8万円の赤字となってしまいます。赤字は預貯金などで補填する必要がありますが、現時点で50万円しかないため事実上「焼け石に水」といえるでしょう。 老後といっても、いまは「人生100年時代」ともいわれる時代です。厚生労働省の調査では2022年度の日本人の平均寿命は男性が約81歳、女性は約87歳となっています。 もし平均寿命と同じくらい生きる場合でも65歳時点から考えて15年以上あります。年金のみだと毎月8万円不足する場合は15年間で1440万円以上稼がなければならない計算です。
まとめ
本記事では、現在55歳の独身会社員で「毎月手取り収入20万円、貯金50万円」の場合は、老後に年金とは別でいくら稼がなければならないのかを解説しました。 今回の試算はあくまで簡単なものであり、実際の金額は物価の変動や税金、社会保険制度の変更、生活環境などで大きく変わる可能性もあるので要注意です。もはや「老後は年金があれば悠々自適に生活できる時代」ではありません。不測の事態に備えるためにも年金以外の収入構築も積極的に検討してみましょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 日本年金機構 は行 報酬比例部分 厚生労働省 令和4年簡易生命表の概況 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部