大正白陵高校など府立高校2校が新たに生徒募集停止 定員割れ続き再編計画 大阪府教委
大阪府教育委員会は26日、再来年度に府立高校2校で生徒募集を停止する方針をまとめました。大阪府では、条例により定員割れが3年以上続き改善の見込みがない府立学校は、再編整備の検討対象になることが定められています。 26日午後、大阪府教育委員会会議がひらかれ、大阪市の大正白陵高校と、堺市の福泉高校の2校の生徒募集を再来年度から停止する案をまとめました。 大正白陵高校は6年連続、福泉高校は4年連続で生徒が定員に満たず、それぞれ近隣地域の中学校で卒業者数が減少傾向であることから改善の見込みがないとみなし、統廃合の対象になりました。 教育委員からは、「(6年前に統合整備した大正白陵高校について)短期間で再編したものを廃校にするということは、重い責任を感じないといけない」「再編整備はこれからも続いていく。(高校を統合する際の目標について)分析をまず丁寧にしていくことを課題としてもっていてほしい」といった意見が出ました。 さらに、茨木市の春日丘高校と大阪狭山市の狭山高校では、より特色のある教育をしていくために、再来年度以降、普通科から学科を改編する方針です。 大阪府教委は2023年度から5年間かけて、あわせて9校程度で生徒募集を停止することを計画していて、2校の廃校案は府議会での議論を経て、11月の教育委員会会議で最終決定する方針です。
ABCテレビ