<平川大輔×悠木碧>アニメ「妻、小学生になる。」インタビュー(1) 生々しさ 心が痛くなるせりふ
◇貴恵、万理華をどう演じるのか?
--悠木さんは、妻の貴恵、小学生の万理華をどのように演じようとした?
悠木さん 形状は変化しているけど、魂は一緒なわけですし、そんな特殊なことをしているつもりではないんですけどね。
--でも、難役なのでは?
悠木さん アニメの画(え)と台本でやりたいことがはっきりしていましたし、そこをつなぐ接着剤となろうと試行錯誤していました。でも結局は、周りの人たちの芝居に導いてもらったというのが実感です。皆さんのおかげ例えば、万理華が母と対峙(たいじ)している時は、貴恵なのか? 万理華なのか?とバランスが難しいところもありましたが、母役の(小島)幸子さんに助けられ、できたなぁと感じています。あとは、メンタル面の変化のグラデーションが難しかったのですが、すごく楽しかったです。
--貴恵は太陽のような存在です。
悠木さん 貴恵に感情移入しすぎて、自分の視点でウエットに捉えてしまうところもありましたが、貴恵は私よりもドライなところがあります。みんなに対して理由なく親切なんだけど、本人は別に親切にしようと思っているわけではなく、そういう人なんです。すごい人なんです。演じて、この人のすごさを改めて実感しました。演じる中で貴恵のことがより好きになりました。太陽ですね。
インタビュー(2)に続く。