スーパー買い出し「3日に1回」 小池都知事「3密」解消へ呼び掛け
東京都の小池百合子知事は23日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため4月25日から5月6日までの12日間を、命を守る週間と位置づけ、外出自粛を求めていくことを発表した。「STAY HOME週間」と名付けるという。 【会見ノーカット】東京都の小池知事が臨時会見 スーパーの入店制限など要請へ
スーパーなどでの「3密」が指摘されていることに対しては「都民には毎日の買い物を3日に1回くらいに変えていただきたい」と呼び掛けた。「食料品など十分な供給がされている。買い占めることは避けてもらいたい」とも述べた。
海外事例引き合いに
知事はスーパーをめぐる「3密」対策としては「ご承知のように、諸外国でさまざまな取り組みが行われている」と指摘。会見で配布された資料には以下のような海外事例が紹介された。 【米ニューヨーク】 (1)開店前に高齢者専用の買い物時間を設定 (2)ソーシャルディスタンスによる入場者の列 (3)店内の通路は一方通行 【英ロンドン】 (1)スーパーなどでの入店者の制限 (2)店の前では2メートル間隔で並ぶことを推奨 【中国・湖北省】 (1)各家庭で3日に1人
海外では入場者を居住地で分けたり、時間制限を設けたりという例があるのに対し、なぜ「3日に1回」となったのかについて記者から問われると、都担当者は「業界団体との話し合いの中では、スーパーと一口に言っても小さなものから大きいものまである。一律に課すのは難しいのではないか(という話になった)」と説明。今後更に感染拡大が続いた場合にはスーパーなどに限らず、外出自粛策を検討していくのだという。