【速報】台風10号…埼玉が激しい大雨へ あす29日昼から厳重警戒、総雨量250~300ミリの恐れ 9月1日以降、台風本体が直接影響…関東付近を通過するより悪いコースと言われる理由
熊谷地方気象台は28日、非常に強い台風10号に関する説明会をオンラインで開き、埼玉県内では29日以降、台風本体が近づく前から大雨が降り、総降水量が250~300ミリになる恐れもあるとして、大雨への厳重な警戒を呼びかけた。 【動画】川のような車道…大宮バイパスが一部冠水 緊迫した車列 雷鳴の中、水しぶき上げて車が低速走行
同気象台によると、29日の昼過ぎからは一段と暖かく湿った空気が県内にも流れ込んでくるという。このため、埼玉の南部と北部では1時間に30ミリ、秩父地方では40ミリの激しい雨が降る可能性があるとしている。24時間の降水量は29日正午から30日にかけてが100ミリ、30日正午から31日にかけては100ミリに達し、総雨量は250~300ミリになる可能性があるという。 県内が台風本体の影響を直接受けるのは9月1日以降となる見通しだが、31日以降の進路予想はまだ確度が低いとしている。ただ、同気象台は26日に行った説明会の時に比べ、関東地方付近を通過するより悪いコースとなる可能性が高まったと予測。埼玉に接近する頃には暴風域がなくなり、風の影響は少ないとみているが、大雨による低い土地の浸水や河川の氾濫、土砂災害のほか、竜巻などの突風と落雷にも厳重に警戒するように求めた。 =埼玉新聞WEB版=